こんばんは!バーテンダー里見です
本日は当店バーダークナイトの主力商品でもあるクラフトジンな中から、とても個性的なボトルをご紹介をさせていただきます
今回ご紹介させて頂くボトルはこちら
【OPIHR(オピア)】
ロンドンドライジン 英国産 Alc.43%
OPIHR(オピア)ロンドンドライジンはイングランド・ウォリントンにあるマージー川沿いで操業している【G&J Distillers】で蒸留されています。
G&J Distillersは、1761年に英国で初めて連続式蒸留器でジンを造ったとされています。また、世界初の「女性マスターディスティラー(蒸留責任者)」がいることでも知られております。
【OPIHR(オピア)】という名前は、ソロモン王朝が栄えた時代、金銀、白檀、真珠やオリエンタルスパイスを受け取った古代のスパイスルートにあったと言われる、伝説的な港にちなんで名付けられました。
【OPIHR】に使用されるボタニカル(香味植物)は前述した古代のスパイスルートをなぞってインドネシア、インド、トルコ、モロッコ、イタリア、スペインを経由しイギリスにてジンに精製されます。
オピアの使用ボタニカル
{インドネシアのキューブベリー、インドのブラックペッパー・カルダモン・ジンジャー、トルコのクミン、ドイツのアンジェリカ、スペインのビターオレンジ、イギリスのジュニパーべリー}
日本ではあまり聞き慣れない【キューブベリー】というスパイス
調べてみると、キューブベリーやキュベブ、クベバなど幾通りかの呼び名が出てきました。詳細が載った文献があまり無いらしく、国や地域によって呼び方も様々なようです。
キューブベリーはインドネシアのジャワ島が原産国で、見た目がブラックペッパーに似ていることからジャワペッパーなどという呼ばれ方もするもあります。
ジャワ島からヨーロッパ、アメリカ、インド、中国などに渡っていき、インドや中国では病気の治療の為に使われたり、魔除けの儀式に使用されることもあるそうです。
風味はブラックペッパーの様なスパイシーな香りと、ウッディーな森林浴をしているような香りを併せ持っており、ゼラニウムやアニス、カルダモン、ブラックペッパー、クミン、ローズマリー、ラベンダー、クローブ、シナモンなど他のスパイスとも相性がよく、日本ではこれらを組み合わせて香水などに利用されることが多いそうです。
ボトルデザインは赤を基調とした象のラベルで彩られており、まるでインドのお酒の様。(造られているのはイギリスです)
最初に感じられる香りは、クミンやカルダモンの東洋のエキゾチックなアロマ、カレーのような香りが鼻を刺激します。
口に含むと、ブラックペッパーとキューブベリーのスパイシーでウッディな香りが口の中に広がります。
そのままストレートや、オン・ザ・ロックスでも美味しくお召し上がりいただけますが、スパイシーなジントニックやネグローニ、ブラッディサムやサフランのジンと合わせたコープスリバイバーNo.2など色々なカクテルでお楽しみ頂けます。
この機会にぜひご賞味くださいませ
立川駅南口 BAR DARK KNIGHT / バーダークナイト