こんばんは!バーテンダー里見です。

9/1(日曜日)に行われたカクテル・コンペティション

Legend of Bartenders / レジェンド・オブ・バーテンダーズ 2019

に参加して参りましたので、その感想とご報告をさせて頂きたいと思います。

 

Legend of Bartedersは青森県八戸市の【ark LOUNGE&BAR】で2015年から毎年行われており、今年で5回目を迎えるコンペティションです。

熾烈な八戸予選を通過した八戸勢のバーテンダーと、その他都道府県から参加するバーテンダーによるプライドをかけた熱き戦い。

幸運にも当店のお客様に主催者である【久保俊之】氏と引き合わせて頂き、決勝戦からの参加をさせていただきました。

 

今年の大会は、世界最大のラム酒ブランド【バカルディ】が開催する世界大会【BACARDI LEGACY COCKTAIL COMPETITION 2020(以下バカルディレガシー)】と同じ大会規定で行われました。

バカルディレガシーは2008年に始まって以来、世界中のバーテンダー達により、「世代を超えて受け継がれるカクテルを創造する」というテーマで行われ、今年で12年目となる世界で最も権威のある大会の一つとして知られています。

過去には2012年に、バカルディ150周年を記念する世界大会にて日本人バーテンダー【後閑信吾】氏が優勝しています。(その後、後閑氏は世界のトップバーテンダーとして活躍)

 

今年の大会のエントリー締め切りは8月31日。私、里見もエントリーしております。※書類審査の結果発表は9月13日

 

来たる9月1日(日)。選手たちの控室入りは15:00。場所は【ark LOUNGE&BAR】と同ビルにある【SHADOW BAR】。各々カクテル創作に必要な仕込みをしながら談笑する選手一同。

 

そこへ当日の審査員の方々が挨拶に来られました。

 

審査員の方々は豪華な顔ぶれです。まず最初に登場したのはLegend of Bartenders2018の勝者でありバカルディレガシー2019日本大会優勝&世界大会ベスト8の【岡沼弘泰】氏、そして時間をおいて登場したのは数々のコンペティションにて実績を残し、日本一にも輝いたこともある【門間輝典】氏の2名。

この審査員の方々に審査をしていただけるだけでもバーテンダーにとっては貴重で贅沢な体験であり、文字通りレジェンドバーテンダーを前にして緊張感が走りました。

 

16:00を過ぎ、主催者の久保氏が順番決めをするためくじを持って控室に入室してきました。

ご厚意により遠くから来た選手からくじを引かせて頂けることになり、4番目にくじを引く里見、すでにトップバッターとトリは引かれていたため気楽にくじを引き結果は4番目。

 

時刻は17:00、控室から出て観客の皆様が待っている会場へ選手全員で入場しました。

 

観客のいる大会に出るのは初めての経験で、あまり緊張をしない私も少しドキドキしました。

 

そしてトップバッターの選手を残し控室へ戻る面々。

 

順々に呼ばれる選手を見送りながら自分の順番を待つ時間はいつもより長く感じました。

 

1人、2人と競技を終えて選手が戻ってくると名前が呼ばれ次選手の待機エリアに呼ばれました。

 

前の選手のプレゼンテーションが聞こえる中、緊張は最高潮に達し、自分の順番来ました。

 

カウンター内にカクテル創作に使用する材料、ツールを持ちながら入場。

 

その時の自分の顔はさぞ緊張で固まっていたことでしょう。

 

司会進行を務める久保さんに声を掛けて頂き、少しだけ緊張がほぐれたところでメイキングの準備に取り掛かりました。

 

準備が終わり

選手紹介され観客の皆様の温かい拍手と共に競技スタート!!

 

度重なる緊張のため、頭が真っ白、プレゼンテーションで言おうとしたことが全然出てきませんでした。

 

何とか落ち着きを取り戻して言葉を絞り出しますが、一度崩れた歯車はすぐには戻らず、何度も言葉が詰まってしまいました。

 

「伝えたいと思うことをその通りに伝える難しさ」を実感しながら一応時間内カクテル創作完了。

 

八戸の皆さんからの温かい拍手とねぎらいの言葉を頂きながら退場しました。

 

控室へ戻り片づけをし、他の選手の競技を観覧しに会場へ

 

他選手のプレゼンテーションを見ていて自分に足りないなぁとつくづく実感したのは「魅せる技術」「自分の世界に引き込む言葉」でした。

 

最後の選手の競技が終わり、一旦控室へ戻り結果発表を待つ一同。

 

全員一致の感想は「競技中の時間はあっという間に過ぎていった」でした。

 

そして、結果発表のため会場へ一同再入場。

 

参加者:八戸5名(内1名棄権)、京都1名、東京3名の9名で行われた大会

 

結果は5位

 

なんとも不甲斐ない結果ですが、これが今の自分の実力かなと今後の努力を決意しました。

 

大会が終わり時間を置いて開催されたイベント

「シンゴと葉巻とトシユキと・・・」

 

なんと2017年「インターナショナル・バーテンダー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した後閑信吾氏が登場し、後閑氏プロデュースのカクテルと高級葉巻、ラムを堪能できる贅沢なイベントが始まりました。

 

わたしもカウンター内でカクテルメイキングに関わらせて頂きましたが、世界レベルのカクテルに衝撃を受け自分もこんなカクテルが創作できるようになりたいと刺激をもらいました。

 

その後の打ち上げでも先輩バーテンダーの方々とお話しする機会を頂き、自身の今後を考えるためのアドバイスを十二分に得てきました。

 

有意義な大会・素敵なイベントで実りのある1日となりました。

この経験をカウンターでアウトプットできるよう頑張ります。

 

長々と長文にお付き合いいただきありがとうございます。

 

立川駅南口 BAR DARK KNIGHT バーテンダー里見広