皆様こんばんは!バーダークナイト、バーテンダー里見です。

 

本日は先日新たに仕入れたウイスキーをご紹介させて頂きます

【マキロップチョイス グレンギリー 1990/22年】Alc 53.8%

 

このマキロップチョイスはイギリスのグラスゴーにある独立瓶詰業者【イアン・マキロップ社】が販売するウイスキーです

この独立瓶詰業者の創業者である【イアン・マキロップ】氏は、当時最年少でイギリスのマスター・オブ・ワインを受賞し、1953年に同社を設立しました

マキロップチョイスはイアン・マキロップ氏が、その天才的な味覚・嗅覚で自ら厳選した樽を加水、ろ過することなく瓶詰したシングルカスク(一つの樽のみから瓶詰)のウイスキーシリーズです

今回入荷したグレンギリーはスコットランドの東ハイランドに位置する蒸留所で、設立年には諸説ありますが1797年には創業していたことが確認されている歴史ある蒸留所です

 

アバディーンシャーという小さな町にあるグレンギリー蒸留所

その土地はなだらかに広がる豊かな農地と、見渡す限りの山、丘に囲まれた「ギリーの谷」に守られた土地

グレンギリー以外にも蒸留所は存在したものの、それ以外の蒸留所は現在では残っていません

 

原酒のほとんどはブレンデッドウイスキー用に使用されていますが、1973年に蒸留所ラベルの付いたシングルモルトウイスキーが販売開始されました

 

1880年代以降ヘビリーピーテッドスタイルの原酒がほとんどでしたが、1968年頃からその個性は薄くなっていき、最終的には当時の管理会社である【モリソン・ボウモア社】によって1997年にアンピーテッドスタイルに切り替わりました

 

このボトルの1990年原酒は、変革の狭間にある時期の原酒です。ナチュラルな酒質と、内陸系のスモーキーさ、樽の演出するフルーティ感が味わえるタイプのウイスキーです

以下、テイスティングコメント

香り:ピートスモーク、華やかな香り立ちと梅を連想させる淡い酸味、ウッディーなニュアンスからバニラやフルーティーさが開いてくる

味わい:スムースでオイリー、徐々にピート、蜂蜜の甘みとスパイシーさが舌を刺激する

余韻:華やかで乾いたウッディ感、内陸系のピートの苦味、パイナップルやオレンジピールなどのドライフルーツを伴い長く続く

 

某プロ酒販の方も太鼓判を押したボトルです

皆様のご利用心よりお待ちしております

 

 

立川駅南口 BAR DARK KNIGHT

(焼肉 哲のビルの三階)