こんばんは!バダークナイト、バーテンダー里見です
本日は新入荷のジンをご紹介させて頂きたいと思います
ロンドンドライジン【D1】 イギリス Alc.40%
この【D1】はイギリス・ロンドンに居を構える【Dj Limbrey】蒸留所で造られているロンドンドライジンです
Dj Limbrey蒸留所は2014年に設立された蒸留所で、設立者である【ドミニク・リンブレイ】氏が「英国の工芸品、品質、革新に対する需要を満たす、現代的な高級スピリッツを生み出す」という思想を基に建てられました
このジンの【D1】という名前の由来は【D】がドミニク氏のDを指し、そして【1】はこの蒸留所の最初の製品であることから来ています
題名にさせて頂いた【伝統と現代アートのコラボレーション】とは何か?
【伝統】という部分に関しては、このジンの製法にあります
ロンドンドライジンという製法は、非常にピュアでクリアなフレーバーが特徴のジンが出来上がる製法で、人口の香味や着色料などを一切使わず、天然の植物をベーススピリッツに浸漬し、それを蒸留して造られています
ロンドンドライジンの製法で作られる代表的なジンには、ビーフィーター、タンカレー、ゴードンドライジンなどがあります(当店でも使用中)
その味わいはカクテルのベースとして扱い易く、世界中のBARシーンで、無くてはならない存在です
上記が【伝統】。そして【現代アート】ですが、それはD1のボトルデザインにあります
表裏から見える位置に花で模られたドクロのマーク
こちらをデザインしたのはロンドンに拠点を置く、上海出身のアーティスト【ジャッキー・ツァイ】氏
ツァイ氏は東洋の工芸と西洋のポップアートを融合した作品を発表し、現代アーティストとして注目を集める人物で、世界中のギャラリーや高級小売店に作品を収めています
ツァイ氏が手掛けるデザインには、モダンでファッショナブルなものが多く、有名なアイテムでいうとブルガリの「ローズ ゴルデア」という香水のボトルデザインを手掛けています
次に肝心の中身について説明させて頂きます
【D1】は穀物由来の中性スピリッツをベースにジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカの根、オレンジとレモンの皮、カッシア樹皮、アーモンド、甘草を加えたものを銅製の蒸留器で蒸留し、そこにお茶のマスターブレンダーが厳選した西洋イラクサを投入し、再度蒸留して造られます
【D1】ジンの一番の特徴である西洋イラクサとは、ヨーロッパに自生する野草で非常に多くの薬効成分を含む植物で、イギリスではポピュラーなものらしく「Nettle(ネトル)」とも呼ばれており、ネトル早食い競争なるお祭りも有るそうです
テイスティングノートは
香りはカシスやアプリコットの豊かなアロマとお茶を連想させるイラクサの香り
味わいはオレンジ、レモン、の爽やかさと、イラクサによって優雅さを帯びたコリアンダーとジュニパーのフレーバー
フィニッシュはトロピカルフルーツとジュニパーが残る
伝統的な製法と現代アートを取り入れた新しいスタイルの【D1】ジン
花ドクロのデザインのボトルが目印です
カクテルのベースとしても幅広く活用できるジンです
ご賞味頂ければ幸いです
立川駅南口 BAR DARK KNIGHT
(焼肉哲のビルの三階)