本日ご紹介するお酒は
「Absinthe L’a Pontissalienne」(アブサン)
「Perle D’ Absinthe」(アブサン)
「SAPONT」(アニスリキュール)
の三本です。
これら三本のお酒は全て同一の蒸留所「ARMAND GUY蒸留所」で生産されています。
ARMAND GUY蒸留所は、1890年に初代の「ARMAND GUY」氏が20歳の頃にアブサン蒸留所にて修業を始めた頃から歴史が始まり、
現在に至るまでに4世代の家族によって、伝統を守ってきたそうです。
2代目の頃には、フランスで施行されたアブサン禁止法(1915年)によってアブサンの製造、及び販売が禁止されたことによってアニス種子を原料に蒸留された「Pontarlier Anis a L’ancienne」という食前酒を1921年に製造するなど、様々な困難にも対応し、ARMAND GUYの127年という長い歴史を作りました。
まず、1本目の
「Absinthe L’a Pontissalienne」
フランス産アブサン 56%
このアブサンは、1915年のアブサン禁止法以前より販売されていた「PONTISSALIENNE」というアブサンから名付けられました。
このアブサンは、かつて初代が修行をしたアブサン蒸留所で造られていたアブサン、初代が残した植物やハーブに関しての知識、代々受け継がれてきたレシピを元に造られました。
味わいは、アニスフレーバーが強くアブサン独特な苦みは控えめ
力強い女性の瞳が特徴のエチケットです。
2本目は、
「Perle D’ Absinthe」
フランス産アブサン 56%
こちらのアブサンは”Absinthiades”という、いわゆるアブサン品評会の2017年開催の記念として限定生産されたボトルです。
このお酒は、2015年にバーボン樽で熟成した原酒と、2016年に新樽のバレルで熟成させた原酒を混ぜて造るという、とてもユニークな製法で造られています。
テイスティングコメントは、とにかく美味しい!の一言に尽きます。
最後の3本目
「SAPONT」
フランス産リキュール 45%
こちらはアルコール度数の高いアニスリキュールです。
このリキュールを構成する主な原料は”Pontarlier Anis a L’ancienne(アニスリキュール)”とSapinリキュール、Sapinシロップ、新鮮なモミの芽。
アニスリキュールに関しては冒頭の方で説明しましたが、”Sapin(サパン)”とはなんなのでしょう?
サパンとは、クリスマスツリーで有名な”モミ”の仏語だそうです。
日本ではモミの樹を見かけることも少ないですが、モミの実や芽となるとそれ以上に拝見することが少ないと思われます。
始めにアニスの香りが強烈に、独特の甘みが拡がり、後からモミの独特な甘みと香りが足跡を残していく
リキュールですが、十分なアルコール感もありますので、そのままストレートやオンザロックでお召し上がりいただくのも非常におすすめです。
どれもまだ正規にインポートされていない薬草酒(日本未入荷)です。
是非お試しください!