こんばんは。バーダークナイト寺澤です。
今回は久しぶりにクラシックカクテルのご紹介をさせて頂きたいと思います。
本日のカクテルは…
カクテル「ジャックローズ」
日本ではカルバドスをベースとしたカクテルとして最も有名なカクテルの一つです。
ジャックローズは1910年頃、ニューヨークで生まれたカクテルと言われいます。
名前の由来は、アメリカで植民地時代から作られてきたリンゴのブランデー”アップルジャック”を使用したバラ(ローズ)の様な色合いのカクテルだから、とか、ジェイコブ・ローゼンワイツというギャングのボスが暗黒街でジャック・ローズというあだ名だったから、とか、「ジャック・ミノ」という品種のバラにいろがそっくりだったから、という説があります
アップルジャックは日本でほとんど見かけることのないアップルブランデーで、それもそのはず、今ではアメリカでつくっている蒸留所は一ヵ所だけしかないそうです(レアード・アンド・カンパニー)。
1910年当時、アップルジャックは一般的な蒸留法ではなく、ドイツのアイスボックと同様にアルコール分10%前後のシードルを凍結濃縮法で25%~40%まで上げた飲料だったので、今現在つくられているジャックローズとは似て非なるものだったかもしれません。
ジャックローズの鮮やかなバラ色を生み出すのはグレナデン(ザクロ)シロップ。当時グレナデンシロップは最先端シロップでカクテル「ニューヨーク」にも使います。世界の最先端「ニューヨーク」で生まれたカクテルというのも使用された理由の一つかも知れませんね。
私は師匠が好きなカクテルだったのでよく練習したものです。思い出深いカクテルの一つです。
【当店でのジャックローズレシピ】
・カルバドス
・フレッシュライムジュース
・グレナデンシロップ
・シンプルシロップ
この機会にご賞味頂けたら幸いです。
立川駅南口 BAR DARK KNIGHT
(焼肉 哲のビルの三階)