本日の1本

KALHUA
(カルーア)

コーヒーリキュール

本日のご紹介するお酒はポピュラーなリキュール「カルーア」です。

名前の由来はアラビア語でコーヒーを意味する「カフワ」にちなんでいるといわれます。

メキシコ産のコーヒーリキュールで瓶詰めはアメリカにて行われています。

最初に造られたカルーアは、1930年メキシコのベラクルス州でコーヒー栽培を営むアルバレス兄弟が地元の起業家ブランコの協力を得て造られたレシピとされています。

ベラクルス州は海岸沿いは高温多湿で内陸の丘陵地帯は高湿で涼しい気候が特徴です。

現在のレシピは1936年に化学者のモンタルヴォ・ララがアルバレス兄弟の豆を使い誕生しました。

製造方法は焙煎したコーヒー豆の抽出液とサトウキビの蒸留酒をベースに造ります。

コーヒーの抽出液はベラクルス州の高地で栽培されたアラビカ種のコーヒー豆のみ手詰みし、果肉を取り除いて乾燥させ豆のハスタ(外皮)を取り除き麻袋に入れて6ヶ月乾燥させて工場で少量ずつ焙煎した(ロースト)します。
そして、細かく豆を挽いたのちに、大型エスプレッソメーカーのような抽出器で豆と水を混ぜコーヒー抽出液を造ります。

サトウキビの蒸留酒も同じく、ベラクルス州の高地で栽培されたサトウキビを収穫してから茎の部分を粉砕し、その搾り汁を煮詰めて砂糖を抽出するときにできるモラセス(廃糖蜜)という副産物と水を混ぜて48時間程発酵させます。
それを規定のアルコール度数になるまで蒸留し、樽で貯蔵します。

最後にコーヒーの抽出液とサトウキビの蒸留酒を混ぜ合わせてバニラとカラメルを加え、8週間寝かせた上でろ過したものを瓶詰めして完成です。

BAR DARK KNIGHTでは現行のカルーアと、オールドラベルのカルーア2種を提供しています。
現行とオールドの違いとして現行はアルコール度数20度、オールドは26.5度ありオールドの方がよりまろやかな甘味を感じられます。

寒肌寒くなってきた今日この頃、ホットカルーアミルクでお身体を温めてみてはいかがでしょうか?