本日ご紹介するリキュールは
「City Of London No.4 SLOE GIN/シティ・オブ・ロンドン・No.4・スロー・ジン」です
CITY OF LONDON社製
IWSC2015で銀賞を受賞
まず始めにスロージンに関して、
スロージンとは元々イギリスの家庭で作られる混成酒(果実酒)の一種でした。
庭で栽培したスピノサスモモ(blackthorn)に実る果実(スローベリー)をジンに浸漬し作られていたそうです。
日本でいう梅酒のようなものでしょうか。
現在の製造方法ではジンではなく、穀物100%の蒸留酒をベースにしているものも多いようです。
シティオブロンドン社はニューヨーク・ウォール街と肩を並べる金融街のシティオブロンドン地区で2012年に開業されました。
同地区は18世紀初頭まではジンの蒸留が盛んに行われていましたが、現在に至るまで200年近くジンの蒸留の歴史が途絶えていたそうです。
シティオブロンドン蒸留所では、職人が手作りで作っていた頃の技術を用い、小さな銅製の蒸留器で蒸留され、一回の蒸留で得られる原酒の量(1Batch)は僅か200本程だそうです。
今回入荷したボトルはバッチNo.4
No.1からNo.3も気になりますね。
ボトルのデザインは、シティの観光名所でもあるセントポール大聖堂のドーム部分をイメージしています。
同蒸留所ではカクテルバーも併設し、蒸留所見学も行われていて観光客にも喜ばれているそうです。
NO4.SLOEGINはロンドンドライジンにスローベリーを数ヶ月浸漬して作られています。
香りは熟したブルーベリーやスローベリー。
味わいはフルーティーで程よい甘さ。
フィニッシュはフルーティなスローベリー、スパイシーな黒胡椒や松のニュアンス。
非常におすすめです。
ぜひご賞味ください。