本日ご紹介するお酒は

「Flor de cana(フロール・デ・カーニャ)18年」

ニカラグア産のラムです

日本ではそれほど有名でないこのラム、実は世界のスピリッツコンペティションで様々な賞を受賞している経歴があるラムなのです。

このラムはニカラグア・チガルパという街で1890年に創業したそうです。

商品名である「フロール・デ・カーニャ」とは「サトウキビの花」という意味を持つそうでラムにはピッタリな名称を持っています。

ニカラグアという国は中米にある国で、火山活動が活発な地域に属し、火山性の栄養が豊富な土地を持っています。

コーヒーや葉巻、たばこが高品質で特産として知られているようです。

フロール・デ・カーニャは125年以上の間、5世代の家族により伝統を守り造り続けられたラムで、11月の乾燥期に刈り取ったサトウキビから摂取されるモラセス(廃糖蜜)を原料にファイヴ・コラム・スティルで連続蒸留され、促進剤や人工添加物を用いず造られているそうです。

熟成に用いる樽はすべてアメリカンホワイトオークのバーボン樽で、特有の火山性気候によってゆっくり時間をかけて熟成されます。

丁寧に時間をかけて、伝統の手法によって熟成されるこの商品にはSlow agedと表記されています。

味わいはダークチョコレート、カラメル、ローストナッツを感じ少し粘性のある口当たり、フィニッシュはバニラや焼いたオーク樽の余韻を残します。

自然由来の優しい甘さと、豊かな香りを持ったラムです。

ストレート、又はロックでじっくりと時間を掛けて召し上がるのがおススメです。