来たる10月16日(火曜日) 18時~
日本未入荷で、現地でしか飲めない希少なワインを、5種6本開栓いたします! ※(当店はカクテルバーですが、たまに全く別の種類のイベントを開催しております)
グラスでご提供いたしますので、おひとり様でも御参加頂けます。早いモノ勝ちです。無くなり次第終了です。この機会にぜひご賞味くださいませ
今回ご提供させて頂くワインはボッパルト・ワインです
ボッパルトは、ドイツ中西部、ラインラント・ブファルツ州に属する人口1万6千人ほどの小さな都市。
ボッパルトは、ライン川沿いに位置し、ボッパルト市内を流れるライン川の大蛇行区域に広大なワイン畑があり、ボッパルダーハムと呼ばれております。
周囲に高い山がなく、小高い山の斜面にあるボッパルダーハムは日当たりが非常に良好で、目の前に広がるライン川から漂う湿気と相まって良質のブドウが育つ環境が整っています
この地域一帯は2億6千万年ほど前、火山地帯だったため地中に溶岩があり、昼に温められた地中の溶岩が夜になってもブドウ畑の土を温め続けるため、ブドウの育成に非常に適している地域です
しかし、1960年代までは、ボッパルトのワインは有名ではありませんでした。ボッパルダーハム沿いを走る列車がすべて蒸気機関車だったため、蒸気機関車から出る煙のせいで良いブドウが育たなかったからです。
1970年代以降は、列車が電化し、それと同時にボッパルトのワインが一気に有名となり、毎年数多くの受賞ワインを輩出するワインの名産地となりました
ボッパルダーハム沿いを流れるライン川。この地域で180度蛇行しており、「このライン川の大蛇行を見ずしてライン川を語れず」と言われるほど。
数あるライン川の蛇行地域の中でも、最も景色が素晴らしいと言われている地域
絶景ですね
今回ご用意したワインのブドウ品種は全てリースリング。
リースリングは本来、温暖な地域での栽培が適していると言われ、ドイツはリースリングが栽培可能な最北端に位置すると言われていました
しかし、近年の温暖化でリースリング栽培がより適する地域となり、以前よりも良いリースリングワインを生産できるようになりました
今回ご用意したワインは、ほとんどが金賞受賞ワイン
写真(上)…ラベル上には堂々と金賞受賞シールが貼ってあります
そして、6本中5本がシュペートレーゼです
シュペートレーゼとは、ブドウの収穫時期を遅らせ、糖分がより多く含まれるまで待って収穫されたブドウを使用したという意味
ですが、このボッパルダーハムはブドウの生産に非常に適した環境にあるので、温暖化と相まって、通常の収穫時期に収穫してもシュペートレーゼと同じ糖分が含まれるまでに育っているそうです
写真(上)…通常の時期に収穫したブドウですが、シュペートレーゼ表記になっています
ドイツでは食事のメインは昼食で、朝と夜は軽く済ませるのがドイツの伝統です。
温かい食事は1日1回昼食のみというのが普通。
朝はパンやシリアル、夜はパンにハムやチーズといった軽食で済ますことが多いそうです。
近年では、夕食として瓶詰のパスタソースを絡めて簡単なパスタを作ったりする家庭も多くなってきたそうですが、まだまだその伝統は根強く残っているそうです。
従って、昼がメインなので、昼からワインということはなく、夜にハムとパンにワインということもあまりないわけです。
なので、ワインに合う料理、料理に合うワインということを考えるドイツ人はあまりいないし、ワインを樽詰めして、料理に負けないワインを作るといった考えはドイツには存在しないそうです。
今回ご用意したワインも、料理と合わせるものとして生まれたわけではなく、ドイツの食文化の中で、ワインを純粋にワインだけで楽しむ、というものです
いつも当店でイベントをやるときは、店主寺澤が皆様にお料理をふるまうのですが、今回はそう言った内容のワインですので、特にご用意はしない予定です。いつもご参加されているお客様はご注意くださいませ
話は変わりますが、
実は、東京の西部にある青梅市はボッパルトの姉妹都市です。
そういう繋がりがあり、東京都青梅市は2020年東京オリンピックのドイツ選手団のホストタウンに選ばれました。
これを機に、まだ先の話になりますが、ボッパルトから4000本のワインが輸入されるとのこと。
今回のワインをお気に召していただいたお客様は、楽しみにお待ちいただけると思います。
青梅市の広報を注意深く見守りましょう!
では、10月16日(火曜日) 18時~
皆様のご来店心よりお待ちしております
大人の隠れ家 BAR DARK KNIGHT
立川駅南口徒歩三分 ラーメン田田の西隣のビルの三階